今回は、野球少年に限ったことではなく、全ての子ども達にとって大切な内容かと思うのですが、なかなかそこまで深く考えている親御さんはあまりいないのではないでしょうか。
子どもの発育は、骨や筋肉のような外見からわかる成長と、体を守るための免疫力であったり脳の発達など、目に見えない成長とがあり、この目に見えない成長の方がとても早く就学時には80%成長しているらしいのです。
就学前から五感を使って遊んでいた子は脳の発達が促されますし、外でいっぱい遊んだ子は細菌やウィルスへの抵抗力がよりついてきます。
目に見える訳ではないけれど、子どもはどんどん成長していくのです。
このように子どもの体は目に見えない中のほうから発育していくので、体を大きくすることだけを考えて食事をするのではなく、中身の発育のことも考えてバランスのいい食事をさせていきたいものです。
野球少年に理想的な朝食・昼食・おやつ・夕食
朝食
今まで書いたことと被るかもしれないのですが、食事の基本、朝食についてです。
最近では、忙しい小学生が増えているのか、朝食を欠食する率が高いという指摘があるんです。
朝ごはんを食べないというのは、一日のスタートに失敗したと言っても過言ではありません。
バランスの良さや栄養素にに関しては、私もまだまだ勉強中で追々書いていこうと思いますが、まずは朝食は必ず食べさせましょう。
就寝中はずっと水分も摂っていない状態ですので、牛乳も飲むのが好ましいです。
昼食
そして昼食は、小学生には給食がありますから、バランスの良い食事が一食は必ず食べられます。
給食がある時期は、食生活の基礎を作る絶好のチャンスといえると思います。
給食を含めた3食でバランスのとれた食事を心がけましょう。
おやつ
ここで、我が家の息子達は夕食前に野球の練習が入りますから、練習前におやつを入れたいものです。空腹のまま練習をすると注意力が低下して、怪我をしてしまう可能性があります。
スナック菓子とかではなく、さつまいもやとうもろこし、ナッツ類が好ましいです。
理由は、3食ではなかなか食べない食材をここで補充する、ということです。
夕食
夕食は、副菜も必ず一人分ずつ分け残さず食べる習慣をつけやすくしましょう。
食事だけでなく、規則正しい生活が健康な体をつくる
野球少年である、息子達が心身ともに健やかに成長するためには、バランスの摂れた食事と規則正しい生活が大事です。
一番大切なのは、就寝時間なんです。
心身の成長に必要な成長ホルモンは運動後や就寝後しばらくしてから分泌します。
この時にたんぱく質は細胞へ取り込まれていきますので、スタミナのある体を作るには、しっかり寝ることも大切なのです。
練習・試合の日の食事の摂り方
練習や試合の日は、いつにも増して絶対に朝ごはんをしっかり食べましょう。
うちのチームの子でも、その日ピッチャーで投げる予定なのに朝食を食べずに試合に来た子がいて、やはり監督に怒られていましたね。
空腹のまま練習や試合をやると、エネルギー切れで急に動けなくなったり、怪我にも繋がります。
理想としては、練習3時間前に炭水化物中心の食事をし、練習直前にバナナやはちみつなどを摂るといいらしいです。
練習・試合後は水分と糖分補給、回復を助けるため、ビタミンCを含んだ果物や100%ジュースを摂り、家に帰ったらバランスの良い食事を摂り、疲れを取ります。
普段よりたんぱく質を多目に摂ると筋肉の回復を助けます。
疲れが大きい時は、高脂質な食事はかえって体を疲れさせるので気をつけましょう。