少年野球を見ていて、どうもピッチャーの球が速いと、試合に勝てる確率がやはり高そうであるという印象を受けたので、考察してみます。
※コントロールもある程度必要というのが前提です
現象
本日、息子が所属する少年野球チームで試合がありました。
地元では大きな大会の本戦で、強豪チームが揃っています。
上級生の試合だったのですが、ピッチャーとキャッチャーが中学生のような体格で、とにかく球が速いのです。
相手ピッチャーが若干ボールが多くなってきたところで、キャッチャーとピッチャーが交代。
変わったピッチャーも、これまた球が速いんですね。
ピッチャーの球が速いと、普段はなかなかの打撃力のある息子が所属する少年野球チームの選手たちも、めっきりとヒット数が減っていました。
結局、決定打に欠き、試合は1点差で負けてしまいました。。
その後、他のチームとの練習試合がありましたが、息子が出場した試合でも、途中でかなり球の速いピッチャーが出てきて、最近は1試合に1本はヒットが出ている息子も空振り三振。。
他の選手も、対応しきれずノーヒットで、結果的には負けてしまいました。。
これらのチームは大きい大会で優勝したり、上位に進んでいるので、ピッチャーの球が速いと「打たれない」から「点が取られない」ため「負けない」ので、「勝ちやすい」ということかと思います。
考察
普通の速さの球なら打てて、早い球が打てない原因のひとつは「振り遅れる」ということでしょう。
その対策としては、
- バットを短く持つ
- 打席は極力後ろの方で立つ
の2点が主になりますよね。
以前対戦したチームのバッターの中で、バットのグリップよりも上に持って打っている選手を見たことがあります。
その選手は、息子が所属するチームのピッチャーから、ファーストの頭上を越える打球を放っていたので、やはり効果があったようです。
ただし、比較的即効性のあるこれらの対策を施しても、「配球」という観点もあります。
本日の試合で、息子がストライクとファールの2球で追い込まれ、3球目の低めのボール球に手を出し、空振り三振となりました。
このようなボール球には、普段ならあまり手を出さないのですが、追い込まれた状況で、見逃し三振にはなるまいと焦ってしまい、手が出てしまったのだと思います。
こう考えると、バッター側としては、以下の点を鍛える必要がありそうです。
- 早い球に対処するための思考と行動(バットを短く持つ、バッターボックスの後ろに立つ等)
- ボール球を見極める動体視力
- 追い込まれても焦らない精神力
しかし、小学生でこれらを高めて対応するというのはなかなか困難な内容ですよね。
中学・高校野球では、これらについても、かなり鍛えられて対応できるとは思いますが。
このようなことから、小学生ではピッチャーの球が速いと、試合では相当有利だと思われます。
チームの戦略としては、他のチームよりも早い球を投げることができそうな選手がいる場合は、その選手を鍛えてピッチャーにするのが良さそうです。
私は小学生までしか野球をやっておらず、大した経験が無いので、詳しい方がおりましたらご指摘いただけましたら幸いです。