少年野球をやっている子を持つ親が悩むことのひとつは「子どものバットにボールが当たらない!」ということではないでしょうか。
本当、見てるのも辛いですよね~^^;
バッティングのヒントになるかもしれない動画が YouTube にあったのでご紹介します!
【実験】どんな速いボールでも「慣れ」されすれば打てるのか?
という実験をナンチャンが司会のテレビでやっていたようです。
動画はこちら。
▼村田兆治VS落合博満が指導した小学生
村田兆治さんは通算で215勝もした元ロッテオリオンズの大エース。
この番組が放映された時点で村田兆治さんは51歳にも関わらず、衰え知らずの剛速球を投げています。
この「超人」村田兆治さんに挑むことができるのは、この実験では小学生ただ一人。
足立フェニックスという少年野球チームから4人が候補になっており、この4人の中から、落合博満さんが1人を選んでバッティング指導をし、村田兆次さんに挑戦するという流れになっています。
落合博満さんが挑戦者を選んだポイントとは?
小学生4人がバッティングセンターで、落合さんの指示どおりに2つのことをしています。
- バッティングマシーンが投げたボールをバットで打つのではなく、グローブで捕球する
- 実際にスイングして300球以上打つ
バッティングマシーンのボールをグローブで捕球させる意味は、以下の2点についてチェックするため。
- スピードへの恐怖心で腰が引けてないかをチェック
- 正しい姿勢でボールを見ているかをチェック
これらのチェックを終え、落合さんが挑戦者を発表します。
落合「村田さんのボールをバットに当てる可能性が一番高い子っていうのは高橋くんな」
落合さんが選んだのはなんと4人の中で最も小柄な高橋くん。他の子と顔の半分以上の身長差があります。
高橋くんは身長142cm、体重31kgとのことで6年生にしては、やはり小柄なほうでしょう。
続けて落合さんが、高橋くんを選んだポイントについて解説します。
落合
「この子の姿勢が最後まで変わらないの」
「ボールを待っているでしょ。ボールが来て、それで、打つ」
「その顔の位置っていうのがひとつも動いていないの」
「そのボールに対応しようとして正しいボールの見方をするの」
確かに、他の子どものスイングは顔が上下していますが、高橋くんのスイングは顔が上下せず、一定です。
これ、バッティングのコツのひとつかもしれませんね。
落合さんが挑戦する小学生に指示した、10日間の練習内容
10日後に村田さんと対決することになった高橋くんに、落合さんから練習内容を指示されました。
落合
「1日最低でも130km/hから140km/hのボールを200球から300球は打って」
「そうしないと、とてもじゃないけども、村田さんの球には当たらないと思うから」
「根気良く、やってね」
小学生がバッティングセンターで1日200球打つってだけでも結構大変ですよね。それが130km/h以上となったら相当です。
高橋くんの練習初日、バッティングセンターで140km/hに挑戦していますが、目を慣らすので精一杯な感じ。
下校後、140km/hのボールを毎日200球を打つことをノルマにして奮闘する高橋くんは、徐々に当たるようになってきました。
5日目くらいから、当たるようになり、ぐんぐん進歩しています。
7日目くらいには鋭い打球も珍しくなくなってきたという状況。
これが「慣れ」なのでしょうか。
落合さんもその様子をビデオでチェックし、「だいぶ、慣れてるみたいだね。大したもんだ」と高橋くんを褒めていました。
特訓した小学生は、村田さんの剛速球をバットに当てることができるのか?
いよいよ対決の時。豪腕村田さん vs どこにでもいる小学生(特訓済み)の対戦ルールは以下の通り。
- ボールは軟式を使用
- ストライク10球勝負(ボールはカウントしない)
- 村田の投球はストレート限定(変化球は無し)
- 打球がフェアになれば小学生 高橋くんの勝利
高橋くんが打席に入ると落合さんから「もっと、後ろに立て! ちょっとでも後ろに立て!」と指示が入ります。
低学年が上級生と対戦する時の、監督やコーチの指示みたいで微笑ましかったです^^
バットにボールが当たらない時は、バッターボックスの中でなるべく後ろに下がった方がいいかもしれませんね。
遂に村田さんが第1球を投げました!
ズバーンと小学生相手に厳しすぎる一球ww
外角低めの剛速球に小学生唖然www
これには全く手も足も出せません。
こんなの大人でもなかなか打てないよね~っていう球でした^^;
まあ、村田さんも相手が小学生で、万が一、身体に当たったら大怪我させてしまいかねないので、当てないように外角を投げたのかもしれません。
落合さんも「高橋、一回振ってみろ! 一回振れよ~!」と、もう完全に少年野球チームの監督みたいな感じにww
3球目、高橋くんは、落合さんが褒めた顔のブレないスイングで、村田さんの球を当てることができ、ファウル。
落合さんも手を叩いて大喜びww
しかし、その後、何球かファイルになるものの、前には飛ばず。。
2,000球以上もバッティングセンターでバットを振り続けてきた高橋くん。
フェアを打つことができるか。
残りストライク3球で、焦ったためか全然高めのボール球にも手を出してしまい、空振りしてしまう高橋くん。
でも落合さんは「高いやつは振って良い」と声をかけ。
ストライクはあと2球まで。
その時、遂に高橋くんはファースト後方のゆるい打球でフェアを打ちました!
落合さん、ベンチに応援に来ているお母さん、チームメイト大喜び!
ガクっと崩れた村田さんww
落合さんは「バンザ~イ! バンザ~イ!」と万歳三唱を2回ww
【実験結果】どんな速いボールでも「慣れ」さえすれば打つことができる!
対決後、落合さんと村田さんの感想を述べておられました。
落合
「10球振って、1球当たってくれれば良いなと」
「前に飛んで行くことはまず無いだろうと思ってたの」
村田
「投げる前から嫌な予感がしたんだ」
「手にマメが出来てる。どれだけ振ってきたか…」
最後、落合さんに促されてバンザイをする高橋くんに、どつく村田さんww
本当に悔しかったんですね^^;
でも、小学生相手でも本気で相対するという村田さんの姿勢は見ていて気持ちよかったです。
バットにボールが当たらない、この問題を解決するための方法論は無数にあると思います。
この動画から参考になるのは、
- スイング時に顔を上下させず、正しいボールの見方をする
- (基本的なバッティングフォームができているという前提になると思いますが)とにかく打って慣れる
ということかなと思います。
うちの息子たちのバッティング練習にも参考にしたいと思います!