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書類選考で不採用になる方へ。絶対書いてはならない1つの観点

書類選考が通らない!落ちる! 書類選考を通過させるために必要な3つのこととは?で、書類選考を突破するコツを記しました。

今一度まとめますと、

  1. 写真や志望動機など、埋めるべき項目を「しっかり埋める」
  2. 応募企業をリサーチして「知る」
  3. 熱意を持って「自由に」書く

これさえしっかりできれば、書類選考の通過率はかなり向上すると思われます。

感覚値ですが、今まで10社に書類を送付した際に1社しか書類選考で合格しなかったという方は、3割バッターではありませんが、少なく見積もっても3社以上は書類選考が通ると思います。

前述の記事の本質をシンプルにお伝えすると、履歴書や職務経歴書等の応募書類の情報量が少なく、熱意が感じられない、というところが大きいのですが、逆にこれを書いたら、書類選考の不合格に直結するような、絶対書いてはならない1つの観点というものがありますので、解説したいと思います。

なお、現在私は勤務先の企業にて、書類選考をする立場であり、これまで複数の企業にて書類選考をしておりました。

実際に応募があった内容を個人情報が特定されないように言い換え、特定の1社に限定されるような不採用の判断ではなく、複数の企業で共通される判断基準を元にお伝えします。

応募書類上で労働契約に関すること(残業の有無や残業代、休日、有給休暇、賃金)に言及するのはマイナスになる可能性が大!

求人情報に残業の有無や残業代、休日に関して、有給休暇の取得、賃金や手当てに関する記載がある程度はなされているとは思いますが、これらのより詳細な確認を応募書類の中でするのは、採用担当者や企業に対して、マイナスになる可能性が高いです。

労働契約の大切な事項なので、きちんと確認することは大切ですし、労働者にとって当然の権利です。

応募書類の全体のバランスにもよるのですが、志望動機等がしっかり記載されている中での、残業に関する確認事項がある、ということならまだ救われそうですが、志望動機もあまり無い中での残業に関する確認が記載されていた場合は、不採用直行になりそうです。

例えば、残業させ放題で、残業代も一切支払わないブラック企業が社会で横行しているので、残業に関する確認をしたい気持ちは重々分かります。

しかし、企業にとっては、特に志望動機も大して記載の無い方から残業に関する確認だけがポッと書かれていた場合、採用担当者や企業によっては「権利だけ主張して仕事できなさそう」「使いづらそう」「面倒臭そうな奴」と思われかねません

書類選考で絶対書いてはならない、たった1つの観点とは、応募書類上で労働契約の確認・交渉のような記載のことです。

自分が社長だったら、書類選考する側だったらどう思うか?

企業側の都合のお話で、労働者が悪いというのは一切無いのですが、自分が社長になって採用する側になったと想像してみてください。

ものすごい人手不足で応募者が全くゼロ、というのがずっと続いている過酷な状況なら別ですが、通常は複数の応募者の中から、まずは書類選考をします。

その中で、応募した企業のことをしっかりリサーチして書類の中からそのことが読み取れ、志望動機も熱意が感じられる書類と、基本事項程度の書類に残業の有無の確認がある書類

または、どちらも熱意のある書類で残業代の確認事項の無い書類とある書類

どちらかを書類選考で合格にし、どちらかを不採用にしなければならないとしたら、あなたならどちらを書類選考で合格にするでしょうか?

おそらく多くの方が前者を選ぶと思います。

書類選考通過と面接で採用されるための勘所

これは残業について一切確認するな、というのをお伝えしたい訳ではありません

基本的に残業や休日、有給休暇、賃金などの労働契約に関することは、面接の中の最後の段階でするべき内容です。

書類選考通過や面接の勘所として、

  • 書類選考は意気込みを書類で伝える
  • 面接は意気込みを直接伝えて、最後の段階で労働契約の確認・交渉をする

と覚えておくといいと思います。

書類選考では労働契約の確認・交渉をする段階では無いのです。

企業にとっては、書類選考、面接を経て、あなたの価値が十分に伝わったときに初めて労働条件を判断できる段階となるのです。

あなたはあなた自身の営業マンで、どんなにすばらしい、企業にとって役に立つ存在であるかを宣伝し、その価値が企業に伝われば、それだったらこれくらいの賃金にしようか、とか、残業がどうとかの話にもなるのですが、価値が伝わってない段階では、企業としてはそういう話をできないのです。

考えても見てください。

何か商品を購入する際に、その商品の価値が分からない段階で、値段の話をされても判断できないですよね。そういう段階ではないのです。

この感覚を覚えて、書類選考や面接に望むと採用への確率が上がると思います。

人口の減少で人手不足も深刻になってきていますし、多くの企業では、優秀な人を採用したいという土壌はあると思います。

やる気があるのに書類選考で落ちているというのでは、とてももったいないです。

応募書類ひとつひとつの精度を上げて、企業側に立った視点で書類選考や面接に望めば、きっと望んだ結果になると思います。

かげながらあなたの書類選考通過を応援しております!

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