なかなか書類選考が通過できない、通らない、落ちる・・・とお悩みの方へ。
アルバイトや転職で10社以上で採用された経験と、自らアルバイトや社員の選考、面接経験がある私が、まず書類選考を通過するために必要な3つのことをお伝えします。
1.埋めるべき項目をしっかり埋める
まず、大前提として、必要な項目がしっかりと記載されていることが絶対条件です。履歴書の写真が無い、志望動機が無いというのがちょくちょく見受けられますが、書類選考で落ちる確率がかなり高くなります。
1-1 写真

履歴書の写真が無い、というのは相当のマイナスポイントです。書類選考を通過するのは厳しいでしょう。
また、アルバイトならその辺のスーパー等にあるスピード写真でもかまいませんが、正社員の就職や転職では、写真スタジオで写真を撮ってもらいましょう。
やはり印象が全然違うのですが、これは、写真の機械的な性能によるもの、というよりも、自分で写真の良し悪しを判断するスピード写真と、プロのカメラマンによる写真の良し悪しの判断が入る、という点が、印象の差になって表れると思います。
印象の差をあなどってはいけません。
能力があれば仕事はこなせるのかもしれませんが、採用担当者によっては、写真の見た目の雰囲気だけで不採用にしてしまう人もいるので、ここで手を抜かないことが肝要です。
ちなみに、私も正社員の転職の際は、写真スタジオで撮影してもらいましたが、料金は2,000円程度で4枚でした。
スピード写真が700円程度ですので、2倍はすると思いますが、書類選考の通過率を上げるためには投資した方がいいと思います。
1-2 志望動機
志望動機が未記入の場合も、書類選考で落ちる可能性が非常に高いです。
正社員希望で、志望動機が無いというのはあまり無いとは思いますが、アルバイト採用の際には志望動機を書かずに平気で応募してくる方がいます。
そういう場合は、即効で「もう採用が決まりました」と、本当はまだ決まっていないにも関わらず連絡が来るのがオチです。
志望動機は必ず書きましょう。
1-3 履歴書や職務経歴書は手書きかPCのどちらがいいのか?
最近ネットではホリエモンがTwitterで、履歴書が手書きの人は採用しない、というようなことをツイートされていました。
手書きはやめて欲しいね。 履歴書が手書きの奴は採用候補に入れたくない – http://t.co/TOyql6les4
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2015, 3月 8
これは、応募企業がIT系企業なら、もしかすると、手書きだとマイナスになるかもしれません。
ただ、まだまだ多くの企業では手書きということで、書類選考を落とす、というようなことはないと思います。
しかし、字がきたなくて読みづらい場合は、マイナスになりそうです。手書きでもきれいな字で書いてあればプラスになりそうですが、相当、字に自信がなければ、PCでWord等のソフトで作成した方が無難でしょう。要は読みやすさが担保できるかどうかです。
また、PC操作が必要な職種だということがわかっている場合に、履歴書や職務経歴書がPCで作成されていなければ、能力を疑われる可能性もありそうですので
2.応募企業をリサーチして「知る」
応募する企業について、少なくともWebサイトやWeb上の記事を調べて、隅々まで読みましょう。
当然のように多くの応募者は、応募する企業のWebサイトやブログ、ネット上でその企業が紹介されている記事を読んでから志望の動機やアピール文章に反映させてきます。
その会社のことを知らないで応募しようとするその姿勢が、必ず履歴書に反映され、書類選考で通過できない状況を招きます。
3.熱意を持って「自由に」書く
埋めるべき項目をきちっと埋めて、リサーチもした。そして、履歴書、職務経歴書を書いた。でも書類選考で落ちた。なぜ落ちたのか?
書類選考に追加する履歴書や職務経歴書のフォーマットは、基本はあるものの、千差万別です。
人によっては、これまでの実績をカラーで10ページに及ぶ枚数で送ってきたり、履歴書や職務経歴書の他に「アピール書類」を自作して同封してくる方もいます。
ものすごい差別化ですね。
採用担当者は数人から多ければ十数人と書類を見るわけです。どうすれば相手の印象に残るか。ここを真剣に考えなければなりません。
何十社も書類を送っているのに、一社も面接にたどり着けない。。とお嘆きの方は「フツーの履歴書、職務経歴書」を送ってはいませんか?
私も履歴書や職務経歴書を送る際、志望の動機は記入スペースの小さい履歴書には書かず「職務経歴書の最後に記載」と記入し、職務経歴書の最後を「志望の動機欄」として、長ければA4で1枚近くにもなるほどの文章量で書いて送ったりしました。
どうして、その企業に興味を持ったのか? その企業で自分がどう貢献できるか?
この2点を中心に書いていけば、今まで経験上、自分自身もかなり高い確立で書類選考を通過しましたし、そのような履歴書や職務経歴書は採用する立場でもなかなか見ることは少ないので、面接にはこぎつけると思います。
見えない競合(他の応募者)はもっとすごい人かもしれません。
なかなか書類選考を通過できない方は、一社一社に対する熱意を上げて取り組んでみてください。
書類選考の通過を、かげながら応援しています。
» 書類選考で不採用になる方へ。絶対書いてはならない1つの観点