私はこれまで就職や転職の際、転職情報誌から初めて就職し、ハローワーク経由、知人経由、転職サイト経由で転職しました。
人材紹介エージェントにも複数登録していましたし、企業サイトからの直接応募で業務委託案件をこなしていたこともあります。
これらの経験から、未経験でも採用の可能性がある、Webデザイナー求人を探す方法について解説します。
活用できるものは全て活用する
求人を探す際の情報源には、以下のようなものがあります。
- ハローワーク
- 求人誌
- 求人・転職サイト
- 人材紹介エージェント
- 企業のWebサイト
- 友人や知人の紹介
- 学校やスクールにある求人
この中から、自分にとって適した求人を探すわけですが、求人を出す側も上記全てに求人を出しているのではなく、これらの中から部分的に求人情報を掲載しています。
ですので、時間が許す限り、全ての情報源をチェックした方が、より自分にマッチした求人を見つけることができる可能性が高まります。
私自身、現在勤務している会社は転職サイト経由で採用となりましたが、複数の転職サイトや人材紹介エージェントサイトに登録し、くまなく求人情報をチェックしていました。
求人を出す企業側としても、特にWebデザイナーの求人に関しては、コスト面から、同じ職種の求人を複数の媒体で出すというのはあまりなく、各媒体で様々な企業の求人が点在しているのです。
そのため、より多くの求人情報を得るためにも活用できる媒体は全て活用するというのがオススメです。
次に各情報源や媒体について解説します。
各情報源や媒体の解説
ハローワーク
ハローワークの最大の特長は、他の媒体に比べて圧倒的な求人数があるという点です。
2016年3月17日現在、ハローワークの求人数は118万件を超えており、他の媒体の100倍以上の求人数を誇ります。
ハローワークでは「経験不問」で検索できるため、未経験可のWebデザイナー求人を多数確認できます。
しかし、その反面、求人数が多いとブラック企業の数も比例して多くなり、「ハローワークはブラック企業が多い」という話を見聞きすることもあります。
私もハローワークからWeb業界に転職したことがありますが、成功した転職でしたので、単純にハローワークはブラック企業が多いというのではなく、求人の絶対数が多いため、ブラック企業に遭遇しやすいだけだと考えています。
また、私は採用側として、ハローワークに求人情報の掲載をしたこともあるのですが、ハローワークの特徴として、掲載する求人情報の文字数を多くしづらい媒体であるため、ひとつひとつの求人情報の内容があっさりしていて、とても薄い求人情報になってしまう傾向にあり、求職者の事前調査力や直観力が試される媒体です。
ハローワークに限らずですが、ハローワークなら特に、気になる求人が見つかったら、その会社のWebサイトやネット上の情報を収集し、自分にとって魅力的かどうかを判断しましょう。
面接までこぎつけたら、あとは直接話して、直感でその会社との相性を判断するしかありません。
ハローワークについては以下の記事もご参考ください。
» ハローワークの求人はブラック企業が多い? ハローワークは避けるべき?
» ハローワークで未経験可のWebデザイナー求人を検索する方法
求人誌
インターネットが登場するまでは、紙媒体の求人誌が、求職者にとっては貴重な情報源でした。
今となってはネットで求人情報を調べることが当たり前となり、求人誌の情報はWeb版にも掲載されていることがほとんどなので、特別、求人誌をチェックする必要性はありません。
ネットが使えない方向けの媒体となっています。
求人・転職サイト
言うまでも無く現代の求人情報は、求人・転職サイトが中心となっているため、必ずチェックすべき媒体です。
サイトによっては「未経験可」「未経験OK」「未経験者歓迎」などで検索できるため、未経験可のWebデザイナー求人を見つけやすいです。
人材紹介エージェント
こちらは人材紹介会社の担当者から、就職や転職のサポートを無料で受けることができるサービスです。
主に転職をサポートするサービスで、求人内容は経験者向けが多く、応募する側としても更なるキャリアアップを目指す場合に利用するケースが多いサービスになります。
ただ、少なからず未経験可のWebデザイナー求人も存在します。
人材紹介エージェントのサイトでは、「公開求人」と「非公開求人」があり、ネット上には掲載されていない求人も多数ありますので、未経験者でも利用することをオススメします。
私も3社ほど人材紹介エージェントに登録したのですが、人材紹介エージェントと並行して応募していた転職サイト経由の求人の方が早く採用が決まったので、人材紹介エージェントの方は書類選考や面接に進んだものはありませんでした。タイミングですね。
企業のWebサイト
こちらは、企業のWebサイトで採用情報が掲載されている場合がありますので、そこから直接応募するというものです。
あらゆる求人サイトをチェックしても求人情報が掲載されていない企業で、どうしても働いてみたいという場合に有効な手段です。
私も気になるWeb制作会社があり、この時は業務委託でしたが、その会社のWebサイトを見て直接応募し、仕事をしていたことがあります。
難点としては、採用情報が古くて実は応募していなかったり、メールだとなかなか返事がこなくてどうなっているのか分からないというのもあります。応募前に電話で確認するのが確実です。
また、転職サイト等と違い申込みフォーマットが無く自由体裁なので、アピール力が問われます。自信のある方向けですね。
友人や知人の紹介
知り合いから紹介してもらって入社するケースです。私も知人の会社に役員として経営に参画したことがあります。
紹介してくれる人がいればいいのですが、難点は、なかなかそういう人がまわりにいないということですよね。
自分からはどうしようもないので、話があれば、という手段です。
学校やスクールにある求人
大学や専門学校、Webデザインを学べるスクールなどで求人情報を扱っているケースです。
こちらも、これらに属していない場合はどうしようもないので、条件がある方のみ有効な手段です。
まとめ
- 未経験可のWebデザイナー求人は点在している
- そのため、活用できるものは全て活用する
- ハローワークや求人サイト、人材紹介エージェントは複数登録して、求人情報はくまなくチェック
少しでも良い条件、雰囲気の良い会社で働けるように、この世にある未経験可のWebデザイナー求人は全てチェックするくらいの勢いで求人情報をチェックしましょう。
人生の大半を仕事で費やすので、後悔の無い仕事選び、会社選びをしたいものです。