マーケティング

『永江一石のネットが面白くてナニが悪い!!』の書評と永江さんの文章の魅力

私が毎日チェックしているブログのひとつに「More Access! More Fun! 永江一石のITマーケティング日記」があります。

このブログの著者である永江一石(ながえ いっせき)さんが2016年10月25日にKindle本『永江一石のネットが面白くてナニが悪い!!: ブログ3年間でバズった59エントリー総まとめ』を発売されました。

早速購入しましたので、私からの「書評」と「永江さんの文章の魅力」をご紹介します。

なお、冒頭の画像は、iPhoneのKindleアプリからキャプチャしたものです。購入した証拠として掲載してみました。(画像内のキャリア名と時間だけ画像処理で消してあります)

『永江一石のネットが面白くてナニが悪い!!』の書評

著者と本の概要

著者の永江一石さんはランダーブルー株式会社の代表で、ビジネスモデルの構築、サイトの運営・商品開発コンサルをされています。

前述の「More Access! More Fun! 永江一石のITマーケティング日記」というブログをほぼ毎日のように更新されており、2年ほど前から毎日チェックするようになりました。

永江一石のネットが面白くてナニが悪い!!: ブログ3年間でバズった59エントリー総まとめ』は、このブログの記事から、3年間分の中でバズった59記事を抜き出し、加筆、後記・4コマ漫画を追加し、まとめられたものです。

紙の書籍は無く、Kindle版のみで、378円となっています。

教育にも有用な「現代の生き方のヒント」が得られる本

本を購入後、一通り読みました。

前述の通り、ブログの一部をまとめた本ですので、日々ブログをチェックしていれば本文のほとんどは、読めば思い出せます。

そのため、追記されている部分や後記、4コマ漫画を中心に読んでいきました。

永江さんのブログではインターネットに関する話題やビジネス、マーケティング関連の話題が多いのですが、この本では、それら以外のテーマ - 永江さんの表現では「面白ネタ」- を中心とした記事選定となっています。

これらの記事の特徴を一言で表すにはどのような言葉が適切かを考えると「現代の生き方のヒント」という言葉が思い浮かびました。

また、私には小学生の2人の息子がおりますが、「どのように教育していけば子どもたちが幸せになれるか」という点でも参考になるトピックが多いです。

「現代の生き方のヒント」が得られるトピック例

この本の中で、私にとって最も参考となった「現代の生き方のヒント」が得られるトピックは「楽しく仕事して楽しく生きるためには」です。

上記のリンク先は、本のトピックの元となったブログ記事ですので、本文はほとんど同じです。

このような文章に共感が得られるものがあるのでしたら、この本は買いだと思います。

教育にも有用なトピック例

この本の「二章 無知は罪なり? リテラシーの低さがもたらす悲劇」に掲載されているトピックのほとんどは、教育の参考になると思います。

一例として、私の中で最も参考となったトピックは「子どもをバカッターにしないためにはお父さんがどう動くかが大事という話」。

このトピックは、私も購読している永江さんの有料メルマガで、購読者が永江さんに質問できるのですが、その質問のひとつがブログに取り上げられた記事です。

質問内容は、「永江さんがインターネットに触れ始める年頃の子供にIT教育をするとしたらどのようになさいますか?」というもので、まさに同じような境遇にある私にとっても大変参考になる回答でした。

回答の詳細についてはリンク先の元記事か、本を購入してご覧ください

永江さんの文章の魅力

まず、永江さんの文章の特徴は以下のようなものだと考えています。

  • データがあり
  • 論理的で
  • 「現実的」な解が提示されている

世にある様々な主張の中には、データが無く根拠に乏しいもの、それゆえ、論理的でもなく、また、理想を語っても、現実的な解決策とは思えないものであったり、解決策自体が無いものが多数ありますが、永江さんの文章には常にデータや根拠が示されて、そこからの仮説と現実的な解決策が提示されています。

永江さんが提示されている解決策は、「これなら実現できそう」「効果がありそう」と感じられ「希望」が沸いてきて、「やる気」が出てくる、と私は感じており、そこに人は惹きつけられ、「また永江さんの記事を読みたい」となるのではないかと、と勝手に思っています。

私もマーケティング分野の仕事や育児の中で、今後も永江さんのブログ、本、有料メルマガで学ばせていただき、仕事や教育に活かしていきたいと考えています。

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