「基本の継続。積み重ね。」
プロ野球選手ばかりでなく、さまざまなアスリートや、スポーツ以外でも上達やスキル向上の金言ですが、2014年7月28日放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも、中日の山本昌投手が同様の話をされていましたのでご紹介します。
「“基本”を、変わらず積み重ねる」

山本昌投手のようなベテランになってくると、チームでの練習内容がベテラン向けに若手選手とは別メニューになるなどの配慮がなされることが多いようです。
しかし、山本昌投手はそれを拒み、若手と同じ基礎的な練習を妥協なく行うとのことでした。
ベースになるものをとにかく変えずに続ける

中日の三木安司コーチは山本昌投手について次にようにおっしゃいます。
「彼が31年やってますけど、こだわりが山本にはある。
『俺別メニューね』とか『別でアップするね』ということが故障してない限りないです。
彼はベースになるものをとにかく変えずに続ける。
その積み重ねが結局の結果かなと思いますけど。」
キャッチボールは単なる肩慣らしではない
「基本」とは、誰もが日々繰り返している当たり前の動きのこと。
しかし、それをどこまで徹底し突き詰められるか、それが大きな差を生むと山本昌投手は考えているとのこと。
山本昌投手は、練習の最初に行うキャッチボールにもこだわりがあり、単なる肩慣らしとは考えていません。
- 相手の胸に正確に投げることの徹底
- 重心の移動
- ボールへの指のかかり具合
突き詰めることはいくらでもある、と。
山本昌投手はこうもおっしゃっていました。
「キャッチボールが良くない時は試合とか、ピッチング練習も全然良くないので、常にキャッチボールだけは調子よく保っていたい。」
少年野球の現場でも、「キャッチボールが基本」とよく言われますよね。
「相手に捕れやすい球を投げなさい」
「胸を目がけて!」
という声がバンバン飛び交っていることと思います。
プロ野球選手でも、その中でも長年大活躍されている投手が「基本を積み重ねることが大事」「キャッチボールにこだわっている」なら、少年野球の選手はもっともっと大事にしなくてはいけませんよね。
山本昌投手の話を聞きながら、息子たちへの指導に対し、身の引き締まる気持ちでいっぱいです。
「基本」を大切にして「積み重ね」ていきます。