本記事は、スポーツ少年団認定員の資格取得を目指すことになった私、ルジュが学んだことを綴っています。
シリーズ企画として綴っていきますが、関連記事はスポーツ少年団認定員の資格取得を目指すことになりました! のスポーツ少年団認定員の資格取得に関する記事一覧にまとめてありますので、適宜ご参照ください。
目次
【1】:運動適正テスト実施の3つの意義
- 単位団全体と団員一人ひとりの体力、運動能力の特性を知る
- 定期的にテストを行うことによって、体力の変化を知る
- テストの結果をもとに、これまでのスポーツ活動を評価し、団および団員個人に適したこれからのスポーツプログラムを作成する
【2】:運動適正テストの活用方法について
- 個人の体力の特性を評価し、個人にあった特別メニューを提供する
- 今までの活動プログラムを見直し、今後のプログラム設定にテスト結果を活用する
- 団員を体力別にグルーピングしたり、体力別運動メニューを提供する
- 経時的な体力の変化を評価する
【3】:運動適正テストの判定をする上での注意点
- 測定値の得点化では、テストを実施した時の年齢で得点表を利用する
- 級判定を行う時に、必要最低点が考慮されていない場合が多いので注意する
- 5分間走を除いた4種目判定ができるのは、幼少年層(7歳以下)と壮年層(30歳以上)だけ
【4】:運動適正テスト5種目のねらいと注意点
【4】-1:立幅とび
ねらい
主に脚筋の瞬発力を評価するもの。
注意点
多くの人数を一度に測定する場合、メジャー(巻尺)を床にまっすぐ伸ばしておき、4~5mおきに踏み切り線を設けておけば、同時に何人も測定することができる。
【4】-2:上体起こし
ねらい
主に体幹部の筋力および筋持久力を評価するもの。
注意点
実施者は頭の後ろで両手を組むように指示されているが、首を痛める可能性があると心配される場合は、首の後ろで組むようにしてもよい。ただし、両手を離して上体を起こした場合は、カウントしない。
【4】-3:腕立伏臥腕屈伸(うでたてふくがうでくっしん)=腕立て伏せの正式名称
ねらい
主に上半身部(特に腕、肩、体幹部)の筋持久力および筋力を評価するもの。
注意点
- 腕の曲げと伸ばしは同じリズムで行うように注意
- 測定者(補助者)は身体が曲がっていたり、腕の曲げが不十分であった場合は注意をし、それでも改善されない時は中止させる
- 正しい姿勢で運動させることが大切
【4】-4:時間往復走
ねらい
主に全身の敏捷性を評価するもの。
注意点
- スタート時にフライングをする人が少なくないので注意
- 隣の人と交錯しないよう、スタート時に安全な間隔で実施者を配置する
【4】-5:5分間走
ねらい
主に全身持久力を評価するもの。
注意点
- 実施者は終了の合図があっても、すぐに止まらずにジョギングをしたり、歩いたりすることが必要。事故予防のためにも、クーリングダウンは必ず行う
- テスト中も実施者の顔色や様子を、注意深く観察することが重要
【5】:新体力テストの特徴
- 各年齢幅で共通テスト種目を設定し、経年的な評価ができる。
- 4区分の年齢区分を設定し、高齢社会にも対応している。
- 「握力」、「上体起こし」、「長座体前屈」を各年齢層の共通項目とし、実施場所等の条件に応じその他の種目は選択できるようにしている。
運動適正テストの必要性やねらいについては以上となります。
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