スポーツ少年団認定員

スポーツ少年団の理念とその意義とは?

本記事は、スポーツ少年団認定員の資格取得を目指すことになった私、ルジュが学んだことを綴っています。

シリーズ企画として綴っていきますが、関連記事はスポーツ少年団認定員の資格取得を目指すことになりました! スポーツ少年団認定員の資格取得に関する記事一覧にまとめてありますので、適宜ご参照ください。

【1】:はじめに

さて、本シリーズでは、『スポーツリーダー兼スポーツ少年団認定員養成テキスト』という指定の教材と、別冊の『WORK BOOK』から私がポイントなる部分をピックアップしていきます。

まず、このテキストの目的は、「スポーツ指導の基礎的知識と指導法を身につける。」です。何事も目的意識を持つことは大切ですよね。

テキスト冒頭には2つの綱領がありますので、記載しておきます。

【1】-1:日本スポーツ少年団指導者綱領

1.わたくしたちは、次の時代を担う子どもたちの健全育成のために努力します。
1.わたくしたちは、スポーツのもつ教育的役割を果たすために努力します。
1.わたくしたちは、子どもたちのもつ無限の可能性を開発するために努力します。
1.わたくしたちは、つねに愛情と英知をもって子どもたちと行動するよう努力します。
1.わたくしたちは、スポーツを愛する仲間とともに世界の平和を築くために努力します。

【1】-2:日本スポーツ少年団団員綱領

1.わたくしたちは、スポーツをとおして健康なからだと心を養います。
1.わたくしたちは、ルールを守り、他人に迷惑をかけない、りっぱな人間になります。
1.わたくしたちは、スポーツによって、自分の力を伸ばす努力をします。
1.わたくしたちは、スポーツのよろこびを学び、友情と協力を大切にします。
1.わたくしたちは、スポーツをとおして世界中の友だちと力をあわせ、平和な世界をつくります。

・・・う~ん、崇高な綱領で、身が引き締まる思いです^^;
子どもたちへの教育から世界平和まで担いますか・・・

気を引き締めて、学び、指導していかねばなりませんね。

【2】:スポーツ少年団の理念とは?

スポーツ少年団の理念は、「スポーツを通した青少年の健全育成とスポーツで人々をつなぎ、地域づくりに貢献する」です。

【3】:スポーツ活動が果たす役割とは?

  • スポーツの歓び・楽しさ・素晴らしさの享受を図る
  • スポーツの歓びを提供することで、生涯スポーツの基礎づくりとなる
  • からだと心の健やかな成長を育む
  • スポーツで人々をつなぎ、地域づくりに貢献する

【4】:日本スポーツ少年団で実施している国際交流事業が果たす役割とは?

これからの時代は、グローバルな視点で考え活動していく時代であるので、青少年が国際人として育つための場を提供している。

【5】:スポーツ少年団の3つの意義とは?

【5】-1:地域に基盤を置いた活動

ほとんどの青少年は、学校をその活動の中心に置いているが、子どもたちの成長には家庭や学校、地域で活動することが必要。

【5】-2:異年齢集団での活動

スポーツ活動時などでは、大人よりも年上の子どもが年下の子どもを教えた方がわかりやすいことが多々ある。

また、異なる年齢の子どもたちが活動することによって、青少年が社会性を身につける上でも重要な役割を果たす。

【5】-3:自主・自立的な活動

スポーツ少年団にかかわる人びとは自らの力でその活動を支えている。

スポーツ少年団は、単にスポーツ活動だけをする集団(チーム)ではなく、スポーツ以外の場面においても同じスポーツ少年団にかかわるメンバーとして老若男女が自ら集い、活動し、楽しむことを基本とした組織(クラブ)である。

【6】:これからのスポーツ少年団のあり方を考える上で大切な4つのポイント

【6】-1:地域スポーツクラブとしての発展

青少年にかかわることは地域の大きな関心事。種目や年齢を限定せず、さまざまな人びとが関わることができるような地域スポーツクラブへと発展していくことがスポーツ少年団の将来的に目指す姿。

【6】-2:中・高校生の継続活動および学校部活動との連携

小学校の卒業を機に、スポーツ少年団活動をやめてしまう団員が多いのが現状。しかし、『スポーツ少年団登録規定』では、中・高校生が地域のスポーツを少年団で活動することを前提としている。

スポーツ少年団での継続活動と学校部活動とが両立しないこともあるが、学校においても部活動顧問の減少や高齢化により地域の協力を必要とする時代になってきている。

これからは「卒団式」「退団式」をやめ、いつでも中・高校生が団活動に参加できるようにしていかなければならない。そのためにも学校と連携していく必要がある。

【6】-3:指導者およびリーダーの拡充

スポーツ少年団活動をする上で指導者、および将来の指導者となるリーダーの存在は欠かせない。

団員により良い指導をするためには指導者とリーダーの量的な拡大と質的な向上が必要。今後はより一層の指導者の資質向上のため、指導者全員が有資格者であることが期待される。

また、リーダー活動は将来指導者になるための資質を高める上で重要。指導することの楽しさや素晴らしさを理解するリーダーの拡充が必要。

【6】-4:幼児から高校生までの幅広い年代に対応するために

近年、運動遊びやスポーツなどの運動経験が乏しい幼児期の子どもたちが増加している。そのため、小学生になったときにスポーツに対する抵抗感が高く運動嫌いになっている可能性があり、これがスポーツ少年団への加入者数減少の一因になっていると考えられる。

中学生や高校生などの幅広い年代への対応や女子団員の獲得のために、以下の方策が考えられる。

  1. 幼稚園教諭を指導者に加える
  2. 団指導者にジュニアスポーツ指導員の資格取得を勧める
  3. 女性指導者を含む複数の指導者による指導体制を築く
  4. 育成母集団へ団活動への一層の参加を促す

幼児のための活動プログラムについては、「アクティブ・チャイルド・プログラム」などの各年代にあった多種多様で具体的なプログラム等の開発や実践が必要。

スポーツ少年団の理念とその意義については以上となります。

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