親愛なる子どもたちへ
【知恵2】実力も大切だけど、「どう思われるか」はもっと大事で、相手に良く思われるために、「ゴマをすったり」「おべっかを使う」ことをすればいいんだ!って、君たちが思ったら、それは父さんが考えていることと違うから、補足しておく。
どう思われるか、の中身も大事
相手が君たちのことを、「頑張っているなあ」「応援してあげたいなあ」と思われることってどんなことだろう。
それは、一所懸命でひたむきに、努力している、努力しようとしていることが感じられることだよ。
「ゴマすり」とか「おべっか」とか「機嫌とり」とか「お世辞を言う」とかっていうのは、ただ単に相手にとって気分が良くなることをする、ということなんだよ。君たちの真摯さ、姿勢が伝わるものではない。
例えばゴマすりだったら、君たちは今、野球をやっているよね。
監督に気に入られようとして、みんなには大して大きい声で挨拶をしていないくせに、急に監督にだけ大きい声で挨拶してみたり、普段はあまり道具の用意に遅れるような子が、コーチが見てる前だけ、率先して道具を用意したりしたら、おかしいと思わないかい?
いつも、誰にでも大きい声で挨拶する、いつでも率先して道具の用意をする、こういうのが、一所懸命でひたむきに、努力している、努力しようとしている、ということなんだ。
いつも誰かが見ていると思って行動しよう
誰かがいるからやる、誰々がいないからやらない、という姿勢だと一所懸命なひたむきさは伝わらない。
もし、そういう「サボる」「気を抜く」ようなことがあれば、少なくとも自分自身はわかるよね。
例えまわりに自分以外誰もいない、という状況でも、変わらず一所懸命に努力することを続けてみてほしい。
もしかすると自分が気づいていないだけで、そういう姿勢を見てくれている人がいるかもしれないし、見られていなくても伝わることがあると思うよ。
まだ小学生には難しいかもしれないけど、意識してやり続けることができれば、きっとチャンスに恵まれる人生が送れると、父さんは確信している。
父さんより