身長の話題になると必ず出てくることわざで「寝る子は育つ」というのがありますね。
このことわざは本当で、ちゃんと根拠があるんですよ。
我が家の息子たちは平均身長より低めなので、なんとか身長を伸ばしてあげたいと思い、いろいろ研究しているところですが、その過程で「寝る子は育つ」が科学的にも根拠や理由があったのでご紹介します。
人間の成長に最も影響力がある「成長ホルモン」
まず、人間が成長するメカニズムを簡単におさえておきましょう。
人間の成長には様々な要因が影響しています。
骨や筋肉の成長を促すものとして、最も影響力を持っているのは、「成長ホルモン」です。
ですので、この「成長ホルモン」がたくさんあれば、骨や筋肉の成長を促し、背も伸びる、ということです。
成長ホルモンはノンレム睡眠の時に分泌が活発になる
成長ホルモンが常にどんどん分泌されればいいのですが、日中には少量しか分泌されません。
では、どのような状態の時に成長ホルモンがたくさん分泌されるのでしょうか。
いきなり答えを言うと、それは、「睡眠時」なのです。
睡眠に入ると脳下垂体から成長ホルモンが大量に分泌されることが分かっているんですね。
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」というのがあり、ノンレム睡眠に入っている時に成長ホルモンの分泌は活発になるとのこと。
「レム睡眠」とは、体は眠っていても脳は起きているのに近い状態。
「ノンレム睡眠」とは脳も体も熟睡している状態。
ですので、質の良い熟睡状態の睡眠をたくさん取れれば、その分だけ成長ホルモンの分泌が活発になり、子どもの成長が促進されるということです。
このことから、「寝る子は育つ」ということわざが科学的に根拠のある本当の話だったのですね。
成長ホルモンは疲労の回復にも役立つ
成長ホルモンは骨や筋肉の成長を促すだけではありません。次のような働きもあります。
- 日中に蓄まった疲労を回復させる
- すり減った肉体の組織を修復する
多く寝る人は、成長も促進されつつ、いきいきと健康になるということで間違いないようです。
「寝る子は育つ」が本当のことだということを知ってからというもの、息子たちにも睡眠を十分とるように注意しています。
寝る時間や起きる時間、睡眠時間の目安もまとめてありますので、合わせてご覧ください。
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