少年野球の練習

少年野球での朝練の勝機は「必勝の法則」

小学3年生になった長男が、入団したばかりの友だちに技術で劣っていたため、悔しくて泣いた日に朝練を決意。

今も忘れない、2014年5月14日から朝練を始めました。

朝練をやってみた結果

朝練は長男と朝の5時半に起きて、近所の公園で6時25分くらいまで練習を行いました。

結果からお伝えすると、元々、ボールを投げるスピードが他の子と比較して、遅かったというのもありますが、1週間くらいで一段階、球の速さが上がりました

「やれば上手くなるもんだなあ」と感動したのを覚えています。

その2週間後くらいには、更に一段階、送球のスピードが上がり、他の子と比較しても、さほど遜色無い程度にまで、球の速さが上がりました。

3ヶ月、朝練を続けたところ、守備全般に関してもチームの他の子たちと同等くらいになり、みるみる野球が上達しました。

ちょうどその頃、上級生の4年生2名が退団するという出来事が発生。。この影響もあり、3年生の長男は4年生以下のチームで「ショート」を任されるようになりました。

朝練の勝機

朝練を継続したことで、確実に野球が上達したのですが、朝練を始める前は、

「わざわざ朝5時半に起きて朝練をしたからと言って、野球が上手くなるのだろうか…」

という思いも全く無かった訳ではありません。

しかし、、私は本業でマーケティング関連の仕事が多かったのですが、マーケティングの分野では有名な「ランチェスター戦略」や「ランチェスターの法則」、ランチェスターの法則を応用した「必勝の法則」を知っていたので、「朝練にも当てはまるのではないか」という予感や勝機を感じていました。

「必勝の法則」とは「人の3倍で大体勝てる」

「必勝の法則」とは、簡単に解説すると、

人の3倍やれば大体勝てる

というもの。

これは、ランチェスター法則を応用したもので、アメリカのコロンビア大学「バーナード・O・コープマン」がシミュレーションをして計算から弾き出したという法則です。

3倍と言っても、時間を3倍ではなく、「√(ルート)」をかける計算式になっているので、実質は1.7倍です。

朝練での正味練習時間は月平均11.6時間

朝練は朝5時半に起きて、準備、公園までの移動、ストレッチを除くと、正味の練習時間は35分前後です。

基本ほぼ毎日ですが、雨の日や長男の体調が悪い時は休みにしていたので、週5日平均、月平均20日として、35分×20日は700分=11.6時間。

所属していた少年野球チームでの正味練習時間は月平均10時間

この頃、長男が所属していた少年野球チームの練習時間は平日2日と隔週で平日3日。
(土日はほとんど試合で、練習は無いに等しいので除外)

大体1日平均2時間の練習の内、ストレッチやランニング、守備練習があっても他の子との順番待ちの時間もあるので、直接的に守備の練習をしている時間は実質1時間も無いとは思いますが、1時間で計算すると、週2時間×4週間、プラス隔週分の2時間で、10時間。

朝練や自主練習をしていない子の場合の実質的な守備練習時間は月平均10時間程度か、実際はもっと少ないと思われます。

長男の練習時間が「必勝の法則」に当てはまる

「必勝の法則」では、この10時間から1.7倍の練習をすれば勝てるということになるのですが、10時間の1.7倍は17時間

うちの長男は月平均朝練で11.6時間の練習をしているので、チームの練習時間10時間を足すと21.6時間。「必勝の法則」以上になっていますね^^

ですので、朝練習や自主練習をせず、チームでの練習しかしていない子には、いずれ野球の技術で勝ることができるんじゃないかという予感は感じていたのです。

「圧勝」というのもある

ちなみに「必勝の法則」の「必勝」より更に上である、「圧勝」というものがあります。

「圧勝」するには「人の4倍やればいい」というもので、時間計算では人の2倍です。

今回の場合は、月10時間の練習をしている子と比較して、2倍以上の月21.6時間の練習をしている長男は、データ上、「圧勝」になると、法則上では成り立ちました。

朝練を2年以上継続してみると

朝練を始めてから、今も継続しており3年目になりました。

朝練開始から1年ちょっと経ってチームを退団することになり、別なチームでお世話になっていますが、そこでも変わらず朝練は続け、朝練3年目となった今シーズンは、嬉しい結果がたくさんありました。

長男は今年の5年生で公式戦で初の先発ピッチャーを経験、初完封勝利を飾りました。

バッティングでは4番も経験。常に4番ではありませんが、4番の時に満塁でランニングホームランも打ちました

長男が悔しくて泣いた日から朝練を決意し、朝練を始め、継続して2年以上経ち、まさかここまでの活躍をするとは思いませんでした。

継続は力なり」を長男も私も身を持って体感しましたし、長男にとっては、とても自信になったと思います。

毎日30分でも継続すれば、大きな成果になるという経験ができたことは、少年野球そのものばかりではなく、人生にとってもかけがえの無い財産となりました。

少年野球が人生を豊かにしてくれた

そんなことを師走間近の夜中に感じています。

なお、ランチェスター戦略については以下の本が分かりやすいです。

まさか、少年野球でランチェスター戦略が活きてくるとは思いませんでした^^;

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