以前の記事「ポルテと少年野球チームはどちらがいい?」に鈴木さんからコメントをいただきました。
その中に、「高い技術を子供に身につけさせたいのならポルテ」というコメントがありましたので、本記事ではこの点について考えてみたいと思います。
コメントの内容
まず、既にご返信済みでもありますが、いただいたコメントの内容をこちらの記事でもご紹介します。
コメントをいただいた際、システムの問題か、改行が全く無かったため、私の方で改行を入れさせていただきました。また、太字などの装飾も適宜入れさせていただいています。
自分の子供は2人います。
上の子は少年野球、中学生のクラブ、普通高校の野球部、そして今は大学で野球をやっています。
少年野球のチームは地区では名門で某プロチームの監督をしている方がいたチーム出す。なので下の子も初めはこのチームに入れるつもりでした。でも、4歳の時たまたまポルテのポスターをみて冷やかし程度で体験に行きました。
このとき、上の子は、中学で、すでに肘が壊れていて投げるのに多少の困難な状態でしたのでポルテの指導員に相談したことを覚えています。
その時のアドバイスがインナーの強化の助言とそのメニューを指導してもらいました。
それから下の子はポルテのスクールにいっては、指導員と相談して個別メニューを指導してもらいまれた。
それをやるかやらないかは子供の自主性とあとは、親の子供に対する気持ちでいくらでも結果は変わっていきます。
下の子は、3年生のとき少年野球のチームに入って両方を掛け持ちでやってきました。5年生のときですか、6年生のチームに入って、8割近くの打率だったので、子供になぜそんなに打てるのか聞いたことがあります。
子供は、相手の投手がボールを投げる瞬間に、どこに来るか見えると言い出したことがあります。
個別メニューをやり続けた結果、辿り着いたものだと考えます。
何が言いたいかと言うと要は、高い技術を子供に身につけさせたいのならポルテだと思います。
言葉は悪いですがポルテの使い方だと考えます。指導員はいくらでも個別の指導メニューは考えてくれます。後は、自分を信じる気持ちのある子、そのように育た親の問題だと考えます。
とかく、どこに行けば、お金を払えば、うまくなるとか気持ちが強くなるとか言いますが、そんなことで本当に・・・ 野球はチームプレーですが、突き詰めていけば最後は個人です。
個人の気持ちが強く育てられるのは、やはり親だと考えます。親が一生懸命子供と向き合って一緒に育って行ってこそ、子供の気持ちは強くなれると思います。野球によって、でなくあくまで野球はきっかけであって、親の問題ではないでしょうか。
ポルテが緩いと感じている方は、ポルテの使い方を考えたら、また、違った発見もあると思います。
ちなみに、下の子は156Km投げるという目標の為、日々個人メニューをやっていますが、この夏(中学2年)までに途中の過程の結果を出せなければ終わりです。ポルテでも置かれている立場を自分から望めば、そこに置かれます。
上の子の時は、日々、勝野球の毎日でした。
実際、県でも強いチームで結果勝ち方は学んだかもしれませんが、突き詰めた技術を教えてやれなかったのが残念です。
長く野球をやりたければ、ポルテとは言いませんが、しっかりとした技術を持った指導員に早く出会う事が大切です。
最後に営利的にうまく・・・・とコメントがありましたが、ポルテの指導員によっては利益に関係なく、指導した環境から離れた子供に対しても相談を受け、対応をしている指導員もいます。
ポルテの子供たちの環境は、見た目は緩いです。でも、それは、多くの通わせている・・・の考え方があります。中には、目立たないように・・・・もいます。
高い技術を子供に身につけさせたいのならポルテなのか?
鈴木さんのおっしゃる通り、野球の高い技術を子どもに身につけさせるにはポルテも有効そうに思います。
その理由を述べたいと思います。
ポルテは営利企業が運営する野球スクール
うちではポルテでの活動経験は無いものの、息子たちが所属している少年野球チームとは別に「野球スクール」に通っています。
その野球スクールはポルテ同様に、営利企業が運営している野球スクールなのですが、指導内容が悪ければ誰も通いませんので、野球スクールが成り立ちません。
ですので、指導内容も毎月継続して通ってもらえるような内容にしようという力が働きますが、少年野球チームの場合はボランティアで運営されているので、指導者の質にはバラツキが出やすいのだと考えています。
以前の記事『少年野球で、体罰や暴力、暴言、えこひいきに悩んだら、チームを変えることも検討してみましょう』でもご紹介したように、少年野球チームでは、子どもたちにケガをさせるような指導や体罰が少なくないと思われますが、営利企業が運営するポルテや野球スクールでそんなことをしていたら、生徒は一瞬でいなくなり、あっという間に倒産です。
ポルテや野球スクールでは、少年野球チームの団費が大体2,000~3,000円くらいと思われますが、その2倍かそれ以上の月謝になりますので、相応の指導内容やサービスの質が求められるのです。
ですので、ポルテを運営する企業としても指導者や指導内容の質が高くなるように管理していることがうかがえることから、野球の高い技術を身につけられるのではないかと思うのです。
一般的な少年野球チームでは野球の高い技術が身につかないのか?
これは決してそうは思いません。
少年野球チームでも高い技術が身につくような指導をしているチームはあります。
現在、息子たちが所属している少年野球チームでも高い技術が身につくような指導をしていただいておりますし、日本一強い少年野球チームのバッティング練習を取り入れると、うちの長男も効果がありました。
また、このブログをご覧いただいて、練習したことで効果があったとコメントもいただきました。
先週末の試合では、うちの長男は最近三塁打が出たものの、今まで公式試合で二塁打を打ったことがありませんでしたが、遂に二塁打が出ました!
しかも、1試合で2本も二塁打が出て、3打席目もライト前ライナーをライトがトンネル。二塁まで進むワンヒットワンエラーに。4打数3安打の猛打賞でした^^v
どの打球も強いライナーや強いゴロでしたが、この練習の成果であったと考えています。
このような練習内容を指導されていた日本一強いチームは、世間には公開されていない練習内容や指導方法がまだまだあると思われることからも、少年野球チームでも高い技術が身につくような指導をされているチームや指導者はたくさんいると思います。
まとめ
鈴木さんのコメントにもありますが、「しっかりとした技術を持った指導員に早く出会う事が大切」というのは、全くその通りだと思います。
うちも、昨年チームを退団し、別なチームに移籍しましたが、本当に素晴らしい指導者に出会うことができました。
ポルテでも少年野球チームでも、どちらでも良い指導者に出会うことはできると思いますが、ポルテのような営利企業が運営する野球スクールの方が少年野球チームよりもハズレが少ないだろうとは思います。
ただ、ポルテや野球スクールと少年野球チームでは、目的や得られるものの種類が違うと思いますので、鈴木さんもうちもそうですが、ポルテや野球スクールと少年野球チームを併用したり、目的意識を持ってチームやスクールなどの環境を選択、場合によっては移籍をするなどして、野球の技術が身につけられるようにしてければいいのではないかと考えています。