少年野球をやっている、うちの息子たちに野球のルールを教えるため、守備位置やランナーの動きを説明できる「野球ボード」をダイソーの商品だけで自作しましたのでご紹介します。
野球ボードの制作時期と制作のきっかけ
長男が小学4年生、次男が2年生の時に、既にそれぞれ長男が2年間、次男は1年間、少年野球チームに所属していたものの、細かい野球のルールや守備の動き、ランナーの動きが分かっていないことが多々あったため、理解しやすいようにと、野球ボードを作成しました。
野球ボードの大きさ

最近お気に入りで、先ほども読み直していた『わかりやすい野球のルール』(関連記事:野球のルール改正に対応した『わかりやすい野球のルール』)と『DVD 試合で使える野球審判のしかたとルール
』(関連記事:少年野球の審判の仕方と子どもに野球のルールを教えるのに最適な本とDVD)のDVDを並べてみました。
本は文庫サイズなのですが、大体の大きさのイメージがつくと思います。
詳しくは後述しますが、小型のホワイトボードが土台となっており、このホワイトボードの大きさが38cm×28cmです。
野球ボードの材料と費用
材料は全てダイソーで調達。材料の内容は以下の通りです。
- 小型のホワイトボード(38cm×28cm)※これだけ確か200円
- 細いテープ状のマグネット 1セット
- 小型のマグネット(緑) 1セット
- 小型のマグネット(赤) 1セット
以上、4点で540円なり。
※小型のホワイトボードだけ100円じゃなく、確か200円だったと思います。
細いテープ状のマグネットがキモ
この野球ボードのキモは、「細いテープ状のマグネット」です。

赤・黄・白・青・黒の5色がセットになった、テープ状のマグネットが売ってました。これで100円です。まだ余ってますね。
野球のラインと言えば「白」ですが、ホワイトボードが白なので、ラインには黒のテープ状マグネットを利用しています。
それで、何がキモかと言いますと「消えない」ということです。
ホワイトボードにマーカーやマジックなどのペンで直接ラインを書くと、ラインに触ったり、擦れたりするとすぐ消えてしまいます。
そのため、テープ状のマグネットだと消えないので、使いやすいのです。
ホワイトボードなので、マーカーでいろいろ書き込みながら説明できますが、それらの書き込みを消す際に、通常のラインも一緒に消えたりすると面倒ですよね。
ダートサークルとスリーフットラインも付けました

今回作成した野球ボードでは、以下のように色分けしています。
- 緑のマグネット:守備、カウントのボール
- 赤のマグネット:バッター、ランナー、カウントのストライクとアウト
- 黒のテープ状マグネット:通常のライン
- 青のテープ状マグネット:ベース、ダートサークル、スリーフットライン
※ダートサークル、スリーフットラインは、通常のラインとは違う特別な意味があるので、分かりやすいように青のテープ状マグネットにして、息子たちに説明していました。
ダートサークルとは?
せっかくなので、ダートサークルとスリーフットラインについて、解説します。
まず、ダートサークルとは、本塁ベースを中心とした円のこと。
この円の名前や意味が分からない子が結構いますが、この円の意味は、振り逃げの際、バッターが走ろうとせずに、この円から出るとアウトになるという目印なのです。
まあ、少年野球に限らず、振り逃げの際は大体キャッチャーにタッチされるか、一塁に投げられてアウトになりますが、バッターが振り逃げをし忘れたり、全員が振り逃げを認識していない時に、ルール上、自動でアウトにするために存在しているのですね。
これまで、バッターが振り逃げの権利を得たのに、走ろうとせず、守備側もタッチや一塁に投げようともしない時があり、その時に、バッターがダートサークルを出た瞬間、主審が静かにアウトのジェスチャーをしたのを1回くらい見たことがあります。
スリーフットラインとは?
次にスリーフットラインですが、本塁と一塁の後半に、幅3フィート(約90cm)の間があるラインのこと。
本塁から一塁へと続くラインと、スリーフットラインの間を「スリーフットレーン」と言います。
このラインが関係する条件は、1塁に送球される守備が行われる場合、かつ、バッターランナーが妨害する時のみ。
つまり、バッターが打ったか、振り逃げなどで、キャッチャーから一塁へ送球される時だけ関係します。
通常の内野ゴロやヒットを打って、ふくらんで走る場合などでは、何も関係ありません。
1塁への送球の際に、バッターランナーがスリーフットレーンを外れて、ラインよりも内野側を走っていたりすると、守備妨害でアウトになります。
2014年の日本シリーズで阪神の西岡選手がラインの内側を走ってアウトになった試合が話題になりましたが、まさにこの守備妨害だったのです。
まとめ
ダイソーや100均(100円ショップ)で材料を探せば、500~600円くらいで野球ボードを自作できます。
子どもは、野球のルールに限らず、何回言っても1回では覚えられないものなので、ビジュアルで工夫するなどしながら、粘り強く何度も教える必要があります。
自作するのが面倒な方はAmazonなどでも購入することができます。