少年野球で、小学生の日本一を決める全国大会「高円宮賜杯(たかまどのみやしはい)全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」で参加チームに配布された手帳『PLAY BALL2016』が、コンパクトながらとても参考になる内容だったのでレビューします。
子どもでも携帯しやすい文庫本のサイズ

『PLAY BALL2016』と『DVD 試合で使える野球審判のしかたとルール』のDVD、最近、私がイチオシしている野球のルール解説書『わかりやすい野球のルール(2016年版)
』を並べてみました。
文庫本と同じサイズなので、子どもでも携帯しやすいサイズです。
巻等特集は柳田選手のインタビュー

手帳の始まりは、福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐(やなぎた ゆうき)選手によるインタビューから。
小学3年生で広島県の西風五月が丘少年野球クラブに入団したとのこと。強豪チームだったようですが、残念ながらマクドナルド・トーナメントの全国大会には出場できなかった模様。
今は左打ちですが、少年野球を始めたころは両打ちでやっていたそうです。6年生から左打ちに専念したとのこと。
お父さんに「ビッグマック」を食べろといわれた
ちょっと面白かったのが、小見出しで“お父さんに「ビッグマック」を食べろといわれた”とあり、さすがマクドナルド、ねじ込んできますねw 宣伝も忘れませんw
身長が6年生の時に160cmくらいで、身体が小さかったということから、お父さんが気にして、こう言っていたそうです。ちなみに、中学生で10センチくらい伸び、高校で20センチくらい伸びて、現在は188センチとのこと。
マクドナルド・トーナメントの歴史や歴代優勝チーム

マクドナルド・トーナメントは全国約12,000チームが出場。「小学生の甲子園」と呼ばれています。
当ブログでもたびたびご紹介している「和気軟式野球クラブ(愛媛県)」は第34回 平成26年(2014年)の優勝チーム。確かこの年は全国約15,000チームが参加だったような。どちらにしても、1万以上のチームの頂点とはスゴすぎ…
前年度優勝は「長曽根ストロングス(大阪)」

平成27年大会(2015年)の優勝は大阪の「長曽根ストロングス」。長曽根ストロングスは第22回 平成14年(2002年)に初優勝してから5回目。2回以上マクドナルドで優勝しているチームはこのチームだけ。すごいなあ。
この大会の前年に優勝している「和気軟式野球クラブ」も出場していますが、2回勝っています。惜しくも準々決勝で敗れてはいますが、人数が少ないチームで優勝したということで有名だった中、さすがですね。
古田敦也さんと「ドナルド・マクドナルド・ハウス」

元ヤクルトスワローズの名捕手、古田敦也さんからのメッセージ。この中で、全国に10ヶ所ある「ドナルド・マクドナルド・ハウス」という入院中の子どもと看病する家族のための施設に、現役時代から古田さんが病院訪問のチャリティ活動をされてきたというお話がありました。
今回「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を初めて知ったのですが、マクドナルドが主体的に支援をされているようで、ハッピーセットの売り上げ1点につき1円を支援金に充てているそう。今度食べに行こうという気持ちにさせますね。
2016年、2017年のカレンダー

手帳らしく2016年は月ごと、2017年は見開き2ページの年間カレンダーがあります。
元巨人の仁志敏久(にし としひさ)さんがナビゲート! 「ベースボール講座」
冒頭の画像から始まる、仁志さんのベースボール講座。小学生の学童野球からMLB(メジャーリーグベースボール)までの特徴や主な大会について解説されています。
その中から、小学生が関係する「学童野球」と「女子野球」をご紹介します。
学童野球
主な大会
- 高円宮賜杯(たかまどのみやしはい)全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント
- BFA 12Uアジア選手権
・12歳以下の侍ジャパン
・プロ野球の日本代表と同じユニホーム
・前回の大会は準優勝で率いていたのは仁志さん(代表監督)
・今年の2016年12月に2年ぶりに第9回 BFA 12アジア選手権」開催予定
前回の大会では、2014年にたったの部員12名で「小学生の甲子園」で優勝した愛媛の「和気軟式野球クラブ」とは?でもご紹介していましたが、和気軟式野球クラブのレフトの選手で岩本慎之介君が選ばれていました。
彼はなんと両投げの選手。レフトでは右投げ、ファーストもやるようで、その際は左投げにチェンジしている映像がYouTubeにありました。確かにファーストは捕球や牽制の際、右手にグローブがあった方がアウトにしやすそうですよね。全国クラス、日本代表クラスの選手はやはり違いますね…
女子野球
主な大会
- NPBガールズトーナメント
・軟式野球の小学生女子チームによる全国大会 - WBSC女子野球ワールドカップ
・国別対抗の女子野球の世界大会
「WBSC女子野球ワールドカップ」は小学生ではなく大人ですね。女子野球最高の舞台とのこと。
余談ですが、以前、うちの息子たちが少年野球チームを移籍する前に所属していたチームの女の子が、女子野球チームにも掛け持ちで所属しており、全国大会に行っていたのですが、「NPBガールズトーナメント」のことだったということが今わかりました。
女子野球チームは通常の少年野球チームよりもチーム数が少ないので、頑張れば「全国大会出場」というチャンスを掴みやすいかもしれません。
女の子で少年野球チームに所属している方は、女子野球チームの掛け持ちも考えてみるといいかもしれませんね。
やわらかい体になってうまくなろう! 野球ストレッチ

鍼灸師、柔道整復師である木場克己(こば かつみ)さん監修によるストレッチ方法の解説。
5ページに渡って、9種類のストレッチの解説があります。
この解説の良いところは、「上達プレー:投げる 打つ など」というように、そのストレッチをすることで、どういうメリットがあるのかが分かりやすい点です。
きん張を力に変えよう! だれでもできる! メンタル・テクニック

作新学院大学准教授で、日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング上級指導士である笠原彰さん監修のメンタル・テクニック。
テーマは「どうすれば緊張しないか、緊張を和らげることができるか」。
2つの心構えと3つのテクニックが紹介されています。
元西武ライオンズの渡辺久信元監督と仁志敏久さんによる「基本技術レッスン」

キャッチボールのボールの握り方からバッティング、ピッチング、内野手・外野手のフィールディングと、12ページに渡って解説されています。
紹介されているトレーニング方法の中で、現在のうちの子たちに有効そうだなと思ったのが、フィールディングの中の「振り返ってすばやく打球を判断する」トレーニング。
ボールを投げる人に対して、後ろ向きで構えて待ち、掛け声と同時にフライを投げ、選手は掛け声を聞いたら、振り向いてフライを捕るという練習です。
ボールがどこにあるかを探す能力や感覚、動きが鍛えられそうです。うちの朝練メニューに入れてみようと思います。
「よく使う! 野球用語」と「スポーツをがんばるための食生活」
その他の情報として、野球用語と食事についての解説があります。
食生活の解説の最後に「トップアスリートの強さのヒミツは、当たり前のことを毎日繰り返すことです」とあり、これは食事に限らず、練習でも何でもそうですよね。「ウン、ウン」と共感した言葉です。
まとめ
手帳全体で83ページの中に、これだけの情報が盛り込まれており、既に野球をやっている子にとっても、もちろん役に立ちますが、野球を始めたばかりの子にもぜひ見せてあげたい内容ですね。
手帳だと思って軽く見てみたら、想像以上に内容が充実していて、大変参考になりました。
少年野球をやっている親子には一読をおすすめしたい一冊です。
大会に参加していない方で、この手帳がほしい方は、ダメもとでマクドナルドに問い合わせてみるか、近所で大会に参加されている子に見せてもらいましょう。
懐かしい本ですね~
全国優勝したら一年間ハンバーガー食べ放題!みたいな都市伝説がありましたが結局嘘でした(笑)
マジで期待してましたが(笑)
毎月、この本見せたらハンバーガーがひとつ無料で食べられただけでしたよ!
結局、ハンバーガーひとつだけオーダーするわけにもいけませんので、家族揃って昼飯として
行ったら結構な額、、、、、、
柳田の小学校6年で160cm、、、、、、十分な体だと思いますが、、、、
我が息子くん中二でまだ160cmにもなってません。
ビックマック毎日食べさせて高校で40cm位身長伸ばせる様にします!
一年間食べ放題だったらいいですよねw
ただ、手帳には優勝すると東京ドームでのスペシャルプログラムにご招待、とありますので、それだけでも十分うらやましいです!
手帳を見せたらハンバーガー1個プレゼントは今回も書いてありました。
確かにハンバーガー1個だけで注文というわけにはいかないですよね……
柳田選手の身長の件は160センチでも、どちらかというと大きい方かと思います。
うちも長男は小学5年生ですが、130センチちょっとですからね。
身長を伸ばす方法を研究し始めました。
できれば大きい身体にしてやりたいですよね~